事業成長の裏側
M&Aがもたらした新たな可能性

ご近所ワーク株式会社 
代表取締役 中村 浩史

https://gokinjowork.jp/

事業領域:人材マッチング

従業員数:14名

事業成長の裏側M&Aがもたらした新たな可能性

1.ご近所ワークの業務内容・ミッション・これまでの歩み

ご近所ワーク株式会社では、移動を伴う現地での短時間ワークを、現場の近所の方に格安で依頼できる「人材のマッチングサービス」を提供しています。現地で30分、1時間で終わる小間切れの仕事を抱える企業様と、家の近くでスキマ時間を活用したい個人の方を引き合わせるようなイメージです。

これまでは会社から現場、また各現場間の移動に時間もコストも発生していて、時には移動時間のほうが長くかかるといったケースも発生していました。これを近所の方に対応してもらうことで、社員の移動時間が0になりますし、大幅なコスト削減にもつながります。

それから浮いたコストを使って、現地で働く人の単価をアップすることもできますので、企業に対してはコスト削減、ワーカーに対しては報酬アップを実現するということをミッションにしています。

この事業を始めた経緯としては、もともと株式会社ビースタイル(現:株式会社ビースタイルホールディングス)で「しゅふJOB」という求人媒体を運営していて、実際に働いてくださる主婦(夫)の方の声を聞く中で、もっと家の近くで、スキマ時間で働きたいという要望が多かったことから「ご近所ワーク」というサービスをスタートしました。2019年から開始して、5年目でおおよそ月間5万件くらいの作業に対応しています。

2.M&Aについて考えたきっかけ

当時の親会社である株式会社ビースタイルホールディングスが上場を目指す中で、グループ全体として利益を出していかないといけないタイミングと、我々が事業を大きくするために先行投資をしないといけないタイミングが被ってしまいました。それによってコンフリクトが生じてしまったので、売却の検討を始めました。

3.売却先候補の選定ポイント

営業先もしくはワーカーの獲得、その片方か両方でシナジーを出しやすい会社と一緒にやりたいと考えていました。元々はMBOという形で、私が投資家からお金を集めて事業を買い取ることも検討していたんですが、営業先/ワーカー獲得の双方でシナジーを出せる会社がいくつか見つかったので、方向をM&Aに絞って検討しました。

4.オープングループ加入の決め手

以前の親会社に恩義を感じていたので、極力高い金額で買収してくれるところを第一に考えていたというところと、もうひとつは今後も私が社長として事業をやることを決めていたので、事業計画の作り方や事業推進の方法という部分で、考え方が合うところを親会社に選びたいというのが大きなポイントでしたね。

オープングループ代表の高橋さんとお話しした時に、事業に対しての攻めるタイミングだったり、投資のやり方だったり、あとは子会社を含めた事業の管理についての考え方にものすごく納得して、勉強になるところも多かったので、オープングループに入ろうと決意しました。

最終的に、当時の親会社も僕の考えに賛同してくれてM&Aが実現しました。

5.オープングループに加入して1年、現在の心境

オープングループに加入して、率直に良かったと思っています。例えば事業計画の作り方、投資の仕方という部分で、我々がこれまでの実績をベースにさらにオンしていくような計画を立てたところ、それに対して賛同してもらって、人を採用したり、システム開発を進めたりというところにお金をかけることができました。その結果、今期1年で160%以上の成長が達成できています。

もしあのまま前の会社で、投資を絞る方針で進んでいたら、エンジニアが足りなくてサービスが止まっていた可能性があるなということもあって、良いタイミングで良い親会社の元に来ることができて良かったなと感じます。

6.オープングループ加入によって得られた変化

コア業務を担う社員を複数名採用できて、それによってちゃんと組織として動ける体制を作れたっていうのがすごく良かったなと思っています。もうひとつは、システム開発にちゃんと投資をできたことによって、サービスが止まらないように基盤をしっかり整えることができたことと、次の成長に向けてUI、UXの改善にも着手して、これからもっと使いやすいサービスにしていくための投資に取り組めていることが良い変化だと考えています。

7.グループ加入前/加入後で印象が異なった点

元々、RPAの会社というイメージで入ってきたんですが、色々と戦略や取り組みを聞いていると、RPAに留まらず新しいDX推進サービスに取り組んでいる会社だなと感じて、その戦略も面白いなと思ったのが、最初のイメージとの大きな違いですね。

それから、コンサル出身の方が作ったシステム開発・ITの会社だと思っていたので、冷たい人が多いんじゃないかと考えていたんですけれど、優しい人が多くて人間くさい感じで良かったです(笑)。

あとは前の会社が上場を目指す中で、管理部門がものすごくギチギチで、ひとつの取り組みを進めるのに色々な部署の確認が必要で、物事が進むのが遅いことがストレスになったこともありました。オープングループも上場企業なので、似たところがあるかなと思っていましたが、組織としてとても柔軟で、管理部門の方が速いスピードで仕事を進めてくれるので、事業を推進する身としてはものすごく助かっています。

8.オープングループで今後チャレンジしたいこと

我々のサービスと、オープングループがターゲットにしている自治体や地域に根ざしたサービス、また各種ポイントサービス(Pontaポイント、Vポイント等)、障がい者の就労移行支援施設などとの連携を深めていって、現地の仕事の発注の密度をもっと高めていく。それによって働けるワーカーを増やして、仕事のマッチングの密度をさらに高めていくことで、サービスの価値をどんどん上げていきたいと思っています。

9.オープングループへの加入検討中企業へのメッセージ

オープングループが目指す世界観、進化の方向性、そこに至るための戦略が、僕にとってはすごくワクワクするもので、一緒に実現していこうと思えるものだったので、実際に加入していま楽しくやっています。

それから、オープングループの子会社管理の方法が、事業をやる立場としては自由度が高く動きやすい方法を取ってもらっているので、おすすめできると思います。

事業計画や投資計画についても、ちゃんと根拠を持って説明できれば、ビジネス経験が豊富なボードメンバーなので、しっかり理解してくれるし、それについての支援もしてくれます。それから我々がまだ気づいていないチャンスについてもアドバイスをもらえて、事業計画が進化・発展しているという実感もありますので、そうした面でも期待が持てるんじゃないかと思います。

一方で、立てた計画に対しての結果・成果はちゃんとモニタリングされるし、そこに対しての説明責任は問われますので、自分の経営者、事業責任者としての能力を高めていく良い成長の場になるんじゃないかなと思っています。

オープングループが描く世界観や成長戦略にワクワクしたり共感できるのであれば、一緒にやってみて間違いはないと思いますので、ぜひ一緒にやっていきましょう!

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